こんにちは。
花のない花屋、
花工房 心〜SHIN〜のTOMOです。
踏切を越えると
中学校までずっと続く上り坂。
その途中、
新茶の季節になると
茶工場から溢れた新茶の香りが
風に運ばれて
通学途中の少年に届く。
新茶の香りは
思春期の香りだったと
大人になって
思うようになりました。
匂いとか、風景とか、
何かが引き金になって
記憶が蘇る事ってありません?
週替わりで花の生け替えをしてる
舘山寺の星野リゾート、界遠州さんは
新茶の時期になると
入り口を入ると、フロントまで
お茶の葉を焚いて
お出迎えをしてくれます。
人をもてなすって
こういうことを言うんだなって
花を活けながら思います。
最近では、
生産技術の進歩や品種改良によって
一年中流通する花も
数多くあります。
でも、なるべくなら
旬の花を使いたいと、
旅をした思い出が
別の何処かでその花を見た時に
蘇るようにと、
そう思って花を活けています。
それが花屋のおもてなしの一つかと。
割とガチめで思っております。